【毒親】 / 【雑記】

カウンセリングって意味あるの? 私が“毒親の呪縛”から少しずつ抜け出せた理由

カウンセリングで、やっと自分に戻れた話

毒親について書いてきたこのシリーズも、今回でひと区切りです。
ここでは、私が初めてカウンセリングを受けた時のこと、
そしてそこから何が変わったのかについてまとめてみようと思います。

今の私は、月に1~2回のペースでオンラインカウンセリングを利用しています。
以前に比べればずっと息がしやすくなりましたが、正直まだ完全に回復したとはいえません。

大きな物音がすると体がビクッと固まりますし、
誰かの表情が曇っただけで「怒ってる?」「私のせい?」と胸がざわつきます。
怒りの気配には非常に敏感で、いまだに反射的に身構えます。

長年しみついた「相手を怒らせる=世界が終わる」という刷り込みは、想像以上に根深いものです。

それでも、あの日勇気を出してカウンセリングを受けたことで、私は確かに変わり始めました。


最初のカウンセリング——自分が限界だったことに気づいた瞬間

先輩のひと言がきっかけで、「このままでは本当にまずい」とようやく自覚した私は、「毒親 相談」「親の悩み 話す場所」と検索を繰り返し、県内のカウンセリングルームにたどり着き、予約を取りました。

精神科も考えましたが、行く勇気はまだありませんでした。

カウンセリング当日。
私は親のこと、職場のこと、自分が変わりたいと思っていることについて、全部吐き出しました。
今振り返れば、支離滅裂で、何をどう話したのかすら覚えていません。

気づけば私は泣きながら過呼吸になっていました。

「ゆっくり息を吸ってくださいね。いま過呼吸になっていますよ」

そう言われて初めて、呼吸が乱れていることに気づきました。
泣きすぎた幼児のように、「ゲホッ」「オエッ」と喉をつまらせながら必死で話していました。

その異様な状態を異常だと思わなかった自分に、今ならゾッとします。
泣き方すら、私の中では「これが普通」になっていたのだと思います。

そして、最後まで話を聞いたカウンセラーさんは、静かにこう言いました。

「とてもつらかったんですね。よくここまで頑張ってきましたね」

こんなふうに言葉をかけてもらえたのは、生まれて初めてでした。


1回で変われなくていい——週1回から始まった、小さな回復の積み重ね

もちろん、カウンセリング1回で劇的に変わるわけではありませんでした。

私は週1回から始め、少し楽になったら2週間に1回。
最終的に月1回へと、ゆっくり頻度を落としていきました。
通った期間は約1年半です。

料金は60分7,000円。
正直、安い金額ではありません。

「なんで親のせいで、私がこんなにお金と時間を払わないといけないの?」

その疑問は、何度も胸に浮かびました。
でも、それでも通い続けたのは理由があります。

私がカウンセリングを続けた一番の理由…それは

否定されないで話を聞いてもらえる場所が、人生で初めてだったからです。

否定されない
話を奪われない
馬鹿にされない
意見を押しつけられない

「会話」と呼べるやり取りを家庭でほとんど経験していなかった私は、カウンセリングの時間が人生で初めての安全な会話でした。


オンラインカウンセリングとの出会い——外に出なくていい安心感

現在は「うららか相談室」というオンラインカウンセリングサービスを利用しています。
資格を持つカウンセラーが多数登録されていて、自分の悩みに合った人を選べるところが魅力です。

つらいと、家から出るのも苦痛になります。
だからこそ、自宅で受けられるオンラインの存在は本当にありがたいです。


相性は絶対にある——遠慮せずに合わない人は変えていい

カウンセリングは、人と人との関係です。
相性は避けられません。

私はこれまで10人以上のカウンセラーに相談しましたが

・声のトーン
・話し方
・肯定の仕方
・距離感
・アドバイスの内容

…本当に千差万別でした。

「なんか違う」と思ったら、ためらわずに変えていいんです。
あなたが悪いわけではありません。
財布と相談しながらで構いません。
必ず「この人なら話せる」と思える人が見つかります。


カウンセリングは万能じゃない。でも、生きやすさは確実に変わる。

正直なことを言えば、カウンセリングがすべての根本解決をしてくれるわけではありません。
長年の刷り込みや恐怖反応は、簡単には消えてくれません。

それでも、私は確かに変わりました。

  • 感情が暴走する前に気づけるようになった
  • 「怖かった」「嫌だった」と自分の気持ちを言葉にできるようになった
  • 誰かが怒っていても「私のせい」と自動的に思い込まなくなった
  • 助けを求めることへの罪悪感が少し薄れた

これらは、どれも小さな変化です。
でも、生活のしんどさを確実に減らしてくれます。

そして何より大きいのは——

「私には、安全な場所がある」という感覚を手に入れたこと。

これは、人生の土台をまるごと作り直すような、大きな力をくれました。


同じように悩んでいる誰かへ

毒親育ちのつらさは、他の人にはなかなか伝わりません。
「親なんだから」「育ててもらったんだから」
そんな言葉が、何度も胸に刺さった人も多いと思います。

でも、その苦しみは本当のものです。
消えるどころか、年齢とともに形を変えて心に居座り続けることもあります。

もし今、ひとりで抱え込んでいる人がいるなら、心から伝えたいです。

しんどいなら、話していい。
助けを求めていい。
あなたの痛みは、あなたのせいじゃない。

あなたにも、きっと安心して話せる場所が見つかります。

そして、回復はゆっくりでいいんです。
時間がかかっても、それは決して無駄ではありません。
少しずつ、自分を取り戻していけばいい。

投稿者

pu.imd698@gmail.com

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