『毒になる親』(スーザン・フォワード/著、玉置悟/訳)
という本を、読んだことはありますか?
私はこの本で、自分の親が毒親だと確信が持てました。
今回は、少し重い話になりますが、私の両親について書こうと思います。
我が家の王様
私にとって、父親を表す言葉は・・・「暴君」。
それ一択です。
「俺が間違ってるって言ったら間違ってんだ!!」
こんな言葉を、平然と言う人間でした。
特徴としては、こんな感じです。
・気に入らなければ舌打ち、机を叩く、とにかく怒鳴る
・口癖1「お前は馬鹿だな」
・口癖2「誰が金を出してると思ってるんだ」
・口癖3「そんなことも分からないのか」
・2~3才の息子たちを、言うことを聞かないからと
蹴り飛ばす
・2才の娘の絵本を、片付けないからとゴミ箱へ投げ
捨てる

子どもの頃、私たち兄弟はビクビクと父親の顔色を窺ってばかりでした。なぜなら、この不機嫌スイッチは、いつ入るか分からなかったから。
いつ噴火するか分からない火口に、ずっと立たされているようなものです。心穏やかに過ごせる訳がありません。
現在、大人になって見れば
「自分の感情も制御できない、ただのクソガキ」
としか思わないのですが、当時は本当にほんっとーに、この父親の存在がストレスでした。
※ちなみに『毒になる親』の中にチェックリストがあるのですが、9割当てはまっていて笑った記憶があります。
影響
そんな父親の元で育った私。
「相手に合わせること」「顔色をうかがうこと」が癖になっていました。何か言ったら怒らせるかもしれない、そんな恐怖心が常に心の中にありました。
結果として私は自分の意見を言うのが怖くなり、「誰かの言うことに従っておけばいい」という考えを持つようになり、周りに流されやすい性格が出来上がっていきました。
唯一の感謝
たった一つだけ感謝しているのは、金銭面。本当に、それだけです。(父親の役割ってそれだけで十分なんでしょうか?)
――次回は、そんな父親の隣で「何もしなかった」母親について書こうと思います。

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